■大沼保育園 |
相模原市立の保育園で、老朽化した施設の建て替えの設計・監理を行いました。乳幼児から就学前まで、150人定員の施設です。
保育園は夏休みが無く、乳幼児も預かるため冷暖房をする場合が多く、この施設もその前提で始まりました。ところが、通常の空冷ヒートポンプ式を天井に設置するのでは、床に近いところで生活をしているこどもたちになかなか届かず無駄が多いので、これまで創夢設計では住宅で実績のあったOMソーラーを提案し、近隣市町村の類似施設を市の担当者と見学に行き、その長所・短所を把握した上で採用となりました。
(OMソーラーについてはこちらを参照してください)
その結果、冷暖房のことを気にせずに、1階においては「自由で流動的な空間」が可能となり、また、建物の中央には全体の空気の流れが良くなるように吹き抜けを設けてあります。
比較的部屋にいる事の多い低年齢児(0,1,2才)の部屋が2階、外を走り回る元気な高年齢児(3,4,5才)の部屋が1階となっており、1児預かりや児童相談の部屋が道路側にあります。
|
■南側(園庭側)全景 |
|
南に向いた大きな屋根(集熱面)と、大きなバルコニーが特徴です。 |
|
■道路側の表情 |
|
お迎えのための駐車・駐輪場があります。
黄色いパーゴラの下にはプールがあります。 |
|
■庭と保育室の関係 |
|
保育室から園庭へスムーズに移動できるように配慮しました。1階のこどもたちが2階のプールに行くときは、この(黄色の)階段を上ってゆきます。 |
|
■内部階段 |
|
小さいこどもや、妊婦のお母さんにも配慮した、ゆったりとした階段です。階段の下はかくれんぼに最適! |
|
■玄関ホールから保育室方向を見る |
|
年齢ごとの部屋に仕切らず、オープン保育が設計当初からの方針でした。個人の物置スペースを(可動の)家具で作り、それがある程度仕切っています。 |
|
■保育室から玄関方向を見る |
|
まだ、残工事が残っています・・・ |
|
■保育室中央ホールの吹き抜け |
|
正面には、美味しいおやつや食事を作ってくれる厨房があり、調理員さんたちの働く姿が見られます。 |
|
■食堂 |
|
手前のホールとの間は6枚引き違い戸で、オープンにした時は一体利用も出来ます。 |
|
■2階 2才児室 |
|
2階の屋根は、屋根なりに傾斜天井で、上部に換気・明かり取り窓があります。 |
|
■2階 0,1才児室 |
|
奥にはタタミのほふく室があります。 |
|